「犬の脇の下が赤いけど大丈夫?」
「どうして脇の下がただれやすいの?」
「脇の下がただれる原因は?」
上記のようなことが気になる飼い主様もいらっしゃるかと思います。
犬は体の構造上、脇の下に皮膚トラブルが出やすい動物です。
今回は犬の脇の下がただれる原因とその対処法について解説します。
ぜひ最後までお読みいただき犬の脇の下のケアに役立ててください。

犬の脇の下がただれやすい理由
犬は体の構造上、脇の下に皮膚トラブルが出やすい動物です。
犬の脇の下に皮膚トラブルが多い理由として
- 皮膚同士が擦れやすい
- 蒸れやすい(通気性が悪い)
- 汗腺が少ない
- 服やハーネスと摩擦しやすい
などが挙げられます。
適切なケアをすることで症状の軽減や予防ができるかもしれません。
犬の脇の下がただれるとどうなる?
犬の脇の下がただれると赤みや痒みが現れます。
赤みや痒みがあると、犬が気にして舐めたりすることでさらに悪化する可能性があります。
脇の下のただれは、放置してしまうと治るまでに時間がかかることがあるため、早めの治療が重要です。
犬の脇の下がただれる原因
犬の脇の下がただれる原因は複数の原因が関与していることも少なくありません。
犬の脇の下がただれる原因として
- 接触性皮膚炎
- 細菌性皮膚炎(膿皮症)
- マラセチア性皮膚炎
- アレルギー性皮膚炎
などが挙げられます。
以下でそれぞれの疾患について解説していきます。
治療法は原因によって異なるため、症状が出た場合は早めに動物病院を受診しましょう。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎はハーネスや洋服などが皮膚に擦れることで起こる皮膚炎です。
脇の下は前足を動かすたびに摩擦が生じやすく、同じ部分が繰り返し刺激されることで赤みやただれが現れることがあります。
特に、サイズの合っていないハーネスや洋服を長時間身につけていると皮膚への負担が大きくなることがあります。
細菌性皮膚炎(膿皮症)
細菌性皮膚炎は皮膚のバリア機能が低下した部分に細菌が感染して起こる皮膚炎です。
脇の下を舐めたり掻いたりすることで皮膚が傷つき、細菌が増殖することで発症します。
細菌性皮膚炎では赤みやただれに加えて、ジュクジュクした状態やかさぶたが見られることがあります。
放置すると再発を繰り返したり、慢性化したりすることがあるため、注意が必要です。
マラセチア性皮膚炎
マラセチア性皮膚炎は皮膚に常在しているマラセチアという酵母菌が異常に増殖することで起こる皮膚炎です。
脇の下は通気性が悪く、蒸れやすい上に皮膚同士の擦れによってバリア機能が低下しやすいです。
そのため、マラセチアが増殖しやすくなります。
マラセチア性皮膚炎はベタつきや独特な臭いがみられることが特徴で、慢性化しやすい傾向があります。
特に暑い時期や湿度の高い季節に悪化しやすいため、注意しましょう。
アレルギー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎では、食物や環境中のアレルゲン(アレルギーの原因物質)が原因となり皮膚に炎症や痒みが生じます。
脇の下だけでなく、
- 顔
- 足先
- 腹部
などの他の部位にも症状が見られることが多いです。
症状を繰り返す場合や季節によって悪化する場合は、アレルギーが関与している可能性があります。
原因の特定が難しいことがあるため、継続的な管理が必要になることもあります。

ご家庭でできるケア
犬の脇の下のただれが軽度の時や治療と並行してケアを行うことで犬の脇のただれの悪化を防いだり予防したりすることができるかもしれません。
ご家庭でできるケアとして、
- 脇の下を清潔に保つ
- 蒸れや摩擦を減らす
- 舐めさせない工夫をする
などが挙げられます。
以下でそれぞれについて解説していきます。
症状が強い場合や改善が見られない場合は自己判断せずに早めに動物病院を受診しましょう。
脇の下を清潔に保つ
脇の下は蒸れやすく、汚れが溜まりやすい部位です。
汚れが付着している場合は、濡らしたガーゼやタオルで優しく拭き取りましょう。
洗いすぎたりゴシゴシ擦ったりすると皮膚を傷つけてしまい、逆効果になることもあるため注意が必要です。
シャンプー後や濡らした後は水分が残らないようにしっかり乾かすことも重要です。
蒸れや摩擦を減らす
ハーネスや洋服を身につけている犬では、ハーネスや洋服が脇の下がただれる原因となっているかもしれません。
一時的に使用を中止したり、サイズや形状を見直すことで改善するかもしれません。
ハーネスや洋服は長時間の着用を避け、脇の下が蒸れにくい環境を整えてあげましょう。
舐めさせない工夫をする
犬が痒みや違和感から脇の下を舐め続けると脇の下のただれが悪化しやすくなります。
舐め続けて脇の下がただれてくるようであれば、エリザベスカラーなどを使用し、皮膚への刺激を最小限に抑えてあげましょう。

まとめ
犬の脇の下がただれる原因はさまざまです。
原因に応じて早めに治療することが重要です。
犬の脇の下がただれる前に早い段階でご家庭でケアすることで悪化を防いだり予防したりすることができるかもしれません。
当院では皮膚科治療に力を入れております。
脇の下がただれる症状が見られる場合は、ケア方法含め、お気軽にご相談ください。
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